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前立腺がんの原因・予防


いま日本の男性で最も増加しているのが前立腺がんです。1995年から2020年の間に患者数は約6倍に増えると予想されています。前立腺がんはなぜ発症するのでしょうか?予防するために改善すべき生活法は?こちらのページでは原因と予防について詳しく解説していきます。

前立腺がんの原因

【前立腺がんと男性ホルモン「テストステロン」】

「男性ホルモンが多いと前立腺がんになりやすい」は本当か?

一般の人だけでなく、医療関係者の中でも男性ホルモン「テストステロン」の値が高いほうが前立腺がんになりやすいと思っている人が大勢います。これは前立腺がん治療の歴史において、患者の睾丸を切除して男性ホルモンを下げると進行が抑えられたという事例から、「前立腺がんと男性ホルモンの関係は非常に強い」という定説が広まったことに由来していると思われます。それは現在も変わらず、前立腺から骨転移した患者に行う最初の治療は、脳からのテストステロン生産刺激をストップさせることです。しかし、前立腺がんの増殖や転移にテストステロンが関係していることは事実ですが、がんの原因となると話は違ってきます。
→前立腺と男性ホルモンの関係
→テストステロンが高いと前立腺がんになりやすい?→男性ホルモン補充療法と前立腺がんリスクの関係とは

がんができる最初の段階は幹細胞です。実は前立腺がんの幹細胞にはテストステロンを取り込むレセプター(受容体)がありません。ある程度大きくなってからレセプター(受容体)ができ、テストステロンが影響を与えることができるようになるのです。ですから、前立腺がんの発生には男性ホルモンは無関係なのです。男性ホルモンが高いから前立腺がんになる確率が高いということは全くありません。

【前立腺がんの原因】

上記で述べたように前立腺がんができる原因は男性ホルモンのテストステロンではないことがわかりました。前立腺がんも他のがん同様、さまざまな原因があるのです。

飲酒・喫煙は前立腺がんの原因になる?
前立腺がんとはあまり大きな関係はないと言われていますが、過度の飲酒や喫煙はがん全体やあらゆる生活習慣病の原因になります。
前立腺がんとタバコと食生活の関係
前立腺がんは遺伝する?
米国での調査によると、父親あるいは兄弟に前立腺がんの人が一人でもいる場合、前立腺がんになる危険性が高くなるという報告があります。
前立腺がんと遺伝の関係・遺伝子検査解説
前立腺がんになりやすい食事とは
前立腺がんが多い国は、北欧・スイスをはじめ、産業が発展している先進国に多いです。一方、アジアやアフリカは比較的少ないと言えます。日本からアメリカに渡った方の前立腺がんの頻度が増えることから、食事が大きな要素ではないかと言われています。高たんぱく質・高脂肪の食事を多く摂取することが前立腺がんに影響を及ぼすと考えられています。
→前立腺がんが気になる方におすすめのサプリメント

→前立腺がんを早期発見するためにできること

【前立腺がん予防法】

がんは高血圧や糖尿病と同じように生活習慣病的な側面を持っていますから、前立腺がんだけでなく、がん全体の予防を心がけた生活を考えるなら、以下のような点に注意して生活習慣を見直すことも大切です。
→医師おすすめ「前立腺がん予防」成分

前立腺がんが喜ぶ栄養素

脂質炭水化物・糖質を絶ってがんを克服したようなお話を聞くことがあります。炭水化物の摂取量を減らし、がんを兵糧攻めにしてがんを小さくするというやり方ですが、これは炭水化物依存型のがんの早期だったと考えられます。一方、前立腺がんは炭水化物には興味を示さず、動物性たんぱく質・脂肪を好むと言われていますので、炭水化物の摂取量を抑えても、効果はありません。意外と身近な食品に潜む動物性たんぱく質や脂肪に注意しましょう。

がん予防には「抗酸化」を意識した食事を

新鮮な野菜と果物前立腺がんを予防する食べ物として、トマト・大豆食品・緑茶など、和食は前立腺がんを抑えると言われています。最も強い効果がある食べ物はトマトです。トマトにはリコピンをはじめとする抗酸化物質が含まれています。地中海料理に欠かせないトマトですが、実際にイタリアではトマト入りのパスタを好む人のほうが前立腺がんになりにくいことが知られており、お隣のフランスと比べても地中海沿岸は前立腺患者が少ない地域でもあります。

禁煙・節酒・運動

glass of beer and an ashtray前立腺がんと喫煙・飲酒の関係はあまり大きくないのですが、同じ泌尿器のがんの膀胱がんは喫煙のダメージが重大です。運動は前立腺がんを予防することができますし、前立腺がんを発症した後でも、その進展を抑えることに有効です。運動が有効な理由や、どの程度の運動が有効かについてはよくわかっていませんが、運動習慣があるほうがよいのは確かです。ただ、マラソンのように一度に長距離を走るような運動をするのではなく、定期的な運動を習慣づけるほうがベターです。

がんの原因「ストレス」を溜めない生活法

緑の草原の二人米国の研究チームにより、ストレスを受けたときの自律神経の反応および分泌されるホルモンが初期前立腺がんの進行に大きく関係している可能性があることが確認されています。


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