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前立腺がんが気になる方におすすめのサプリメント


前立腺がんや前立腺肥大症、頻尿などのトラブルが気になる方におすすめのサプリメントや成分の作用についての解説をまとめました。健康維持やがん予防のためのサプリメント・食品選びにぜひご活用ください。

サプリメント

【予防医学】前立腺がんなど前立腺の疾病の原因物質とは?

前立腺がんや前立腺肥大症などの前立腺トラブルは年齢を重ねるにつれ、罹患率も上がっていきます。特に前立腺肥大症に関しては、80代になると約90%の人が、尿の出の悪さやキレの悪さ、頻尿など何らかの排尿トラブルを抱えているといわれています。前立腺肥大症は直接命をおびやかす病気ではないため、加齢による老化現象や更年期障害と放置されている節があります。しかし、排尿トラブルはQOLの低下を招くことも考えられるため、予防や進行を抑制するための対策を講じることは重要です。

前立腺肥大症や前立腺がんなど、前立腺トラブルに関与する原因や関連性については、未だに解明されていないことも多いのですが、5αリダクターゼ、別名5α還元酵素と呼ばれる物質が関与していることが指摘されています。5αリダクターゼが男性ホルモンのテストステロンと結びつくと、ジヒドロテストステロンという物質に変化します。ジヒドロテストステロンは前立腺肥大を引き起こす他、薄毛や精力減退にも影響を及ぼすといわれています。また、前立腺がんに関しては、加齢と遺伝が大きな要因といわれていますが、食生活や運動などの生活習慣も、発症や進行に大きな影響を及ぼすと考えられています。つまり、悪影響のある物質をいかに遮断するかが前立腺トラブルの予防・治療の重要な鍵となってくるのです。

更年期以降の前立腺をサポートするおすすめサプリメント

主に前立腺肥大症の予防に効果があるといわれている成分についてまとめました。

◎ノコギリヤシ

テストステロンと結びついてジヒドロテストステロンに変化し、前立腺肥大を引き起こす原因となる5αリダクターゼを、抑制する効果があるとされるのがノコギリヤシです。ノコギリヤシは北米大陸の南東部に分布するハーブの一種です。日本ではまだ承認されていませんが、欧米では既に前立腺肥大症の治療薬として使用されています。国内のメーカー各社からもサプリメントとして販売されていますので、ドラッグストアやコンビニで簡単に入手できます。ノコギリヤシは前立腺肥大症の予防の他に、発毛や育毛を促すのにも効果的だといわれていますが、ノコギリヤシのエキスのみというサプリはほとんどなく、市販のサプリには他の成分も配合されています。前立腺肥大症予防に効果があるものなのか、発毛や育毛を促進する効果のものなのか、成分を確認し、自分の目的に合ったものを選ぶようにしてください。ビタミンEや亜鉛が配合されているものや、超臨界抽出法で製造されているノコギリヤシ成分が配合されているものがおすすめです。

 

前立腺がん予防・進行を抑制のおすすめサプリメント

◎クルクミン(ターメリック)

クルクミンはウコンの塊根、根茎中に3-5%含まれる色素成分でカレー等に使われる香辛料のターメリックとして良く用いられています。 クルクミンは様々な薬理作用を示すことが知られており、これまでの研究から前立腺がんの予防、進行 や転移を抑える可能性があることもわかってきました。しかしながらクルクミンは摂取しても、ごくわずかしか体内に吸収されないため、クルクミンの粒子を微細化し表面加工を施すことで吸収性を向上させた「高吸収クルクミン」 が開発され、少ない摂取量でクルクミンの効果を発揮することが出来るようになりました。

◎大豆イソフラボン

大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があり、発がん性作用を抑える効果があります。ただし摂り過ぎは禁物です。通常の食事の範囲であれば問題ありませんが、サプリで過剰に摂取するのは控えましょう。1日当たりの大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値は70~75mgで、そのうち、サプリメントや特定保健食品などで摂取する量は1日当たり30mgまでが望ましいとされています。

◎マルチビタミン(特にビタミンD)

ビタミンDは前立腺がんに限らず、多くのがんの予防、再発防止に効果があると考えられています。バランスの良い食事ができない場合は、マルチビタミンサプリで補うのも良いでしょう。

◎リコピン/レスベラトロールなど「抗酸化サプリ」

トマトに含まれるリコピンや、ポリフェノールの一種で赤ワインに含まれていることで知られるレスベラトロールには抗酸化作用があり、がんのリスクを低減する可能性が報告されています。

 

手軽に栄養素を取り入れられるサプリメントは、健康をサポートする上で欠かせない存在となってきました。前立腺がんに対しても、予防効果や進行抑制の期待できるサプリがありますので、こちらの記事を参考にしてみてください。しかし反面では、過剰摂取や飲み合わせなどの新たな問題も発生していますので、他の疾患などで処方箋のお薬を服用している方は、必ずかかりつけの医師に相談するようにしてください。


クルクミン